
ニジイロクワガタ(和名)Phalacrognathus muelleri(学名)オーストラリアに生息。オスの最大体長は7センチ前後になる。画像は体色の赤みが強い人工飼育の生きているオス。

画像は左からオス38ミリ小歯型、オス65ミリ大歯型、オス49ミリ中歯型です。クワガタの仲間は体が大きくなるのと比例して大アゴ(歯)の形も大きくなる傾向があります。ニジイロクワガタの和名の由来は、体の金属光沢が虹の色のように見えるところから付けられたと思われます。

虹色というよりも単色に近いオスもいます。画像は左から緑色、紫色、黒色の標本です。

ニジイロクワガタの飼育画像。左がオス、右がメスです。
私の飼育経験では、カブトムシやクワガタムシは産卵をさせる時以外は、このようにオスとメスを別々に飼育する方が長生きする事が多いと言えますね。特にニジイロクワガタは丈夫な種類で、人工飼育で2年3ヵ月も生きていたオスがいました。
長く飼育するコツとしては、餌(昆虫ゼリーやバナナなどが良く、スイカなど水分が多い餌はおなかをこわしやすいのでNGです。)を切らさずにあげて、冬は暖かく夏は涼しい直射日光が当たらない場所で飼育する事です。例を上げると居間などの陽の当たらない場所などが良いと言えるでしょう。昆虫は特に暑さに弱く、ベランダの陽の当たる場所などに飼育ケースを置いておくと暑さで死んでしまう事があります。夏の暑い日に出掛ける時などは、陽の当たらない涼しい所や玄関の床の上など、温度があまり上がらない環境で飼育してあげると良いでしょう。
今回ご紹介したニジイロクワガタは、最強ジャンプ6月号でオウゴンオニクワガタと大激突しています!勝敗など気になる結果は全国書店にて最強ジャンプをご覧下さい!!